1.17
神戸新聞社のドラマを見てます…
地震があったとき…私は短大生。
幼児教育学科に通っていた私は、短大からボランティアで長田区鷹取商店街付近の小学校へ電車を何回も乗り継ぎ、子どもたちと遊ぶというボランティアを体験した。
街がグレー。
焼けた匂い。
ホコリで街が濁って見える…。
運動場は駐車場に。
ほんの片隅に小さな小さなテント。
ここが私のボランティア先。
遊んでもらえる!って目を輝かせてる小学生。
絵を描いたり、歌を歌ったり、ドッジボールをしたり…私にとって復興活動をしてる親に替わって子どもと遊ぶなんて、なんてことないボランティアだったかもしれない…
テントから出て、子どもとドッジボール…
ボールが飛んでいった…
復興活動中のおじさんの怒鳴り声…
次はおばさん…
苛立ってる…
極限なんだ…
帰りの電車…友達と会話なんてない…
ボランティアにいって、普通の有り難さをもらった。
友達、親に水、電気、全てが揃って当たり前…
『ありがとう』
あの震災の街、匂い忘れることはない。
こんなポジティブ人間の私でも…『死んだほうがまし!』なんてバカな考えの日もやってくる…
1.17この日がくる度に…命を考える…
1年に1回は生きてる有り難さを考える…
そうか…弱い私を最後まで生きさせるためのボランティアだったんだぁ…
悩むと誰もが『死ぬ』が最良の選択だ!って思う…
じゃないんだ…
私があの戦場に足を踏み入れた意味が今頃わかった…
生きないと!
ボランティア行ったって、被災者の真意なんてものはわかるはずがない…
でも、命を考えるきっかけは多分みんな感じてる…
生きよう…。