7A
入院してる間にどうしても行きたい所がありました。
今年最初に入院することが決まり…病院選択。
先生は市民病院を勧めてくれた。
去年父親を市民病院で亡くしたんで…市民病院に行くのは辛くて…
そうしたら
先生は滋賀医大を勧めてくれた。
後日…滋賀医大での入院が決まるまで準備は整ったけど、急遽事情により手術延期。
ある人が
『何で遠い医大にしたん?』
私…『怖かってん。泣きそうになったら嫌やし…』
彼…『逃げてるんやん。
俺も同じ病院やったでー。
病室で泣いた。何でやって、主治医呼んで説明また聞いたで』
ある人は奥さんの突然死のあと二ヶ月経たずに入院することになりました。
この人…同じ病院やったんや…
手術が延期になった理由もわかったような気がする。
逃げるな!ってこと。
人にはちゃんと乗り越えていける力がついてるもの。
そのための道…
そんな気がして市民病院に再び紹介状を書いてもらった。
お父さんと一緒に歩いた廊下。
お父さんと一緒に座ったソファ。
お父さんと一緒に乗ったエレベーター。
たまに…あ〜(涙)ってなりそうだけど、何とか我慢。
幸い…私が入院した病棟は、父が入院した病棟とは違い、窓から見える景色が違う。
入院生活があと2日程になった今日…
どうしても行きたい場所に…
お父さんが入院していた7A病棟。
この景色。
お父さんの前で泣くな!って涙を拭って歯を食いしばって見た景色。
やっと来れた。お父さん。
そしたらね…花火あがってた。
ありがとう〜ね。お父さん。
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